• 平井 将秀

Google Translateによる‘undocumented’の 誤訳に訂正予定なし


以下はJORGE RIVAS氏のコラムを翻訳したものです。

月曜の朝にGoogle Translateチーム宛に質問状を出しました。内容は、同チームが翻訳したスペイン語の言葉「undocumented」を訂正するよう要求したものです。グーグルの無料翻訳サービスではスペイン語の「indocumentado」を誤って「illegal immigranto」と訳すことがあります。

 グーグルの広報担当者の返答では、誤訳を訂正する予定はなく、無料オンラインサービスの利用者が翻訳の質の向上とシステムの改善に取り組むべきとのこと。

グーグル通信関連製品のスペシャリストであるRicardo Blanco氏はFusionに対して以下のように述べました。

「Google Translateは、母語ではないネットコンテンツへのアクセスを支援することを目的としており、ウエブ上の訳文に基づいて機械的に翻訳を行っています。翻訳は機械が行っているため、常に完璧とは言えませんが、我々はアルゴリズムの質の改善に常時努めています。貴重なご意見に感謝いたします。」

Google Translateは何億もの文章パターンを読み取って訳出を行っています。私はBlanco氏と電話で話し、「undocumented」はスペイン語で明らかに「indocumentado」であり、同サービスが誤った翻訳をもたらしていることを説明しました。しかし、Blanco氏は人の手を加えて修正することに乗り気ではありません。

undocumentedと「illegal immigranto」は互いに全く異なる政治的意味をもっていると再度説明しましたが、「インターネット上の他の何百万もの訳文をインデックスする方法に基づいている」とBlanco氏は繰り返します。

 私が質問状で述べたように、New York TimesとAssociated Press、そしてL.A. Timesは「immigrant's experience」がより正確であることを認め、「illegal immigrant」という用語をいまは使用していません。しかしそれでもGoogleは身動き一つしないのです。

 私は返事を受け取る前に、マウンテンビュー(カリフォルニア)のGoogle報道係に要求書を送りました。英語で要求書を送ったにもかかわらず、スペイン語の宛先で返事をもらったときにはさすがに驚きましたよ。


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