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Xcelerator社がKantanMT APIを発売

平井 将秀

Xcelerator Machine Translation社が、KantanMT APIの発売を発表しました。KantanMT開発の革新的技術を用いたREST-based APIでは、中型のAPIのローカリゼーション-ワークフローシステムにKantanMTを導入しているため、オン・デマンド機械翻訳(on-demand translation)サービスを利用できます。

LSP(言語サービス会社)はKantanMT.comをプラットフォームとして使用してローカリゼーション-ワークフローの最適化を行っています。それにより、既存のローカリゼーション-ワークフローとKantanMTエンジンパワーを統合できるため、クライアントへのサービス向上と、高水準の翻訳自動化達成を促進できます。

REST-based APIではKantanMTメンバーがHTTP GETおよびPOSTリクエストを用いてクライアントのカスタム化ローカリゼーション-ソリューションを構成できます。これは最新のJava、JavaScript、.NET、C#、C++、VisualBasic、PHPおよびPeriなどのフレームワークとプログラミング言語を用いて構成されます。メンバーは好みのCAT(Computer Assisted Translation:コンピュータ支援翻訳)環境へのAPIプラグインをつくることができます。

そもそもKantanMTとは何なんでしょう?

KantanMTは、モーゼス統計的機械翻訳技術(Moses statistical Machine Translation technology)をクラウドベースで使用したものです。クラウドのパワーと柔軟性を活用したKantanMTは、中規模のローカリぜージョンサービス提供者を対象とした、高品質で低コストの機械翻訳プラットフォームを生み出します。

Xceleratorとは何か?

新興企業であるXcelerator Machine Translation Solutionは、Machine Translationに関して、その使用方法の簡易化とアクセス費用削減、クライアントのローカリゼーション業務へのMT導入を切望する中規模LSPにとっての利便性向上に注力しています。また、言語サービスを提供する数多くの中小企業が自社のクライアントに機械翻訳を提供したがっている、または提供しなければならない状況になっていることから、Xceleratorはこのことにも着目しています。

価格設定に関する最近の調査では、ごくわすかの翻訳会社がMTを使用しており、小規模LSPの4分の1、中規模LSPの半数が、クライアントの要求次第で導入したいと考えていることがわかりました。しかし、多くのサービス提供者はMTソリューションのインストールや、ワークフローへの組み込みなどに必要な専門知識を有していないため、Xceleratorはこのギャップを埋める必要があります。


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