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平井 将秀

myRisk Hereditary Cancerテスト:結腸癌の検出精度が60%アップ


myRisk Hereditary Cancerテスト:結腸癌の検出精度が60%アップ

Myriad Genetics社は、myRisk Hereditary Cancerで結腸癌(colon cancer)やポリープの既往歴のある患者を検査すると、癌の素因遺伝子(predisposition gene)の変異を60%多く検出できることを明らかになりました。Myriad社はこの臨床試験結果をカリフォルニアで開催中のCGA(Collaborative Group of the Americas on Inherited Colorectal Cancer )で発表しました。

結腸癌の家族歴を有する患者は、乳がんや、卵巣がん(ovarian cancer)、子宮内膜がん(endometrial cancer)、胃がん(stomach cancer)などの他の癌を罹患しやい傾向があります。遺伝性結腸癌関連の変異を検出することは、内科的治療を成功させる上で非常に重要であり、命を救うことはもちろん、医療費の削減にもつながります。また、有害な変異を特定した際には、その患者の家族に癌のリスクがあるかどうかを検査することもできます。

今年のCGA会議で提示された新データは、家族性結腸癌患者の検査で多重遺伝子パネル(multi-gene panel)を用いることの重要性を強調するものです。重要なこととして、25の遺伝性癌パネルは変異検出の精度を大きく改善しました。したがってこれは適切な内科的治療を行う上でより有効な方法です。


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